ここで、ゲルマニウムトランジスタについて良い点、悪い点など整理してみたいと思います。
1)良い点
聴いていて楽しい音である
臨場感のある音である
立体的な音の出方である
2)悪い点
ノイズが多い物も多く選別が必要である
同じ品番でも音のバラつきが多く、ステレオ仕様の際には選別が必要である
高域に多少の癖があり、フラットな音ではない
当店ではドイツのモニターの音をベースに出来るだけ色付けのないサウンドを意識して
システムを作って来ておりました。
そこにゲルマニウムのフラットではないのですが、聴いていて楽しい、そしてより立体的な
音の出方の素子が出てきた訳であります。
正確な音と楽しい音のどちらを選ぶか!という点において色々と悩みましたが今では
楽しい音を優先してゲルマニウムトランジスタを推奨しております。
音源によっては高域がきつく感じてしまう事も有ります。
多少、癖があるという事は、どうしても音源との相性も出てきてしまう
という事もあるでしょう。
ですから出来るだけ癖の出ないようにゲルマニウムトランジスタを使うようには
しております。
VintageJoinの今までのドイツモニターの音から進歩したのか!それとも退化したのか!
まだ1年ですので結論が出ておりませんが、ご興味ある方はぜひSHOPにて
聴いてみて下さい。