vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2015年11月

イメージ 1

当店は小さいお店ながらも様々なアイテムの提案をしております。
実際にお店に来て頂ければ分りやすいのですが、HPなどだけでは分りにくいところも
有るかと思いますので、簡単にシステム例として紹介して行きたいと思います。
*商品は現在のSHOP在庫をベースとしております。

1)CDプレイヤー、ハイレゾ再生機
  当店で使用しているCDプレイヤーはPioneer PD-D5になります。
  コンパクトなプレーヤーですが、自然なサウンドが気持ちよいCDプレーヤーになります。
  写真のCDプレーヤーはKenwoodのDP-1001になります。こちらも聴きやすいプレーヤー
  かと思います。
  CDの代わりにPCやNAS+DACなどハイレゾ音源の再生機でもOKです。
2)パワーAMP
  ステレオモニターAMP、当店でリファレンスとして使用しております西ドイツの
  スタジオモニターアンプモデュールをインストールしたメインAMPになります。
  Siemensのセレン整流を仕様としております。
  最近はCDとAMP間にライントランスを入れるのが流行っているようですが、AMPの
  入力部にすでに西ドイツHaufeのトランスがインストールされております。
  ボリュームはノーマルタイプと23接点式のタイプを用意しております。
  価格は130,000円からとなっております。
3)スピーカー
  今現在の当店のリファレンススピーカーになります。
  16センチのフルレンジが内蔵されている密閉箱となります。
  初めて当店に来て聴かれる方の殆どの方が、スピーカーレイアウトにてこの
  スピーカーの下に置いてあります。12インチフルレンジの音と思われる
  ようです。スピーカーのサイズを感じさせない自然なサウンドが特徴です。
  価格は90,000円・ペアとなっております。

CDやハイレゾソースの再生であれば上記のシステムで十分かと思います。
十分と言っても、ほぼ当店のリファレンスレベルのサウンドです。

イメージ 1

小さなオーディオSHOPを代々木で開いております。
ドイツの物を中心に音作りしており、SHOPオリジナルのフォノイコやAMPなども
作っております。

オーディオ製品を選ぶときに皆さんは、どのようにメーカーをセレクトして、または音をセレクトしていかれるでしょうか?

国内メーカー、海外メーカー、そして当社のようなオリジナルを作っている小さなメーカー達。

たとえば、これから販売するゴジラAMPで話をすると。こちらのAMPは東ドイツの70年代のOPアンプをベースに音作りしております。

結果的には、SIEMENSやVALVOなどのヴィンテージコンデンサ、Haufeのヴィンテージライントランス、配線材はSIEMENSのヴィンテージケーブルなど、殆どのパーツにおいてヴィンテージ品の仕様になってしまいました。

一番困るのがパーツの調達となります。音を優先、特に今回は東ドイツもAMPを使用しておりますので東ドイツのサウンドを意識して音作りをしましたが、パーツが沢山揃わない!
という欠点が有ります。よって数もパーツの在庫を相談しての製作となります。

当店の考え方は出来るだけシンプルに作る!という理念が有ります。
余分な事はしない!パーツ数は出来るだけ少なく、回路はシンプルに短く!
そして回路も凝った設計はしない!という考えです。

そうすると、各パーツのセレクトにて音を作っていく事となります。

比べると怒られてしまうかと思いますが、マークレビンソンのプリと同じ考えかと思います。

大手のメーカーは技術力も、開発費も有るかと思いますが沢山販売しないと行けませんので
出来るだけ安定して手に入るパーツ、そして出来るだけ品質が良く安価なパーツをセレクト
して行きます。

当店のような、数が揃わないヴィンテージ品を使うなどという発想もないでしょう!
ヴィンテージ品を使えば、音が良くなるという訳ではなく、セレクトしていった結果が
そうなったというところのにも意味が有るかと思います。

小さなSHOPのオリジナル品には大メーカーにはないサウンドが良くも悪くも存在します。

量販店などのお店で聴いてもつまらない!もっと違った音を聴きたい!楽しみたい!
という方、機会があればぜひ小さなSHOPにも脚を運んでみて下さい。

新しい発見が有るかもしれません。

WEBや雑誌で情報も見ていても実際の音は聴けません。

イメージ 1

ドイツのヴィンテージユニットを10年以上前より販売して来ておりますが、いつも疑問に思う事があります。

それは、ユニットのみで購入された方がどのような箱にインストールしているのか?どのようにAMPと組み合わせて聴いているのか?
という素朴な疑問です。

ドイツのユニットは平面ユニットで良いんだよ!と言われる方がおりますが、ドイツのメーカーが平面ユニットでシステムを販売しているのでしょうか?

SIEMENSの鉄仮面ユニットの平面バッフルの印象から来ているのでしょうが、実際にSIEMENSが平面バッフルのシステムを販売してたのかも疑問ですし、あのユニット自体、オーディオ用として設計された物では有りませんのでドイツのオーディオファイルの方達は使っていないかと思います。

ガラードの積層キャビネットのように間違った情報が定着してしまっているようです。

平面バッフルは確かにユニットの背圧が掛かりませんのでストレスを与えることなく鳴らせるという利点は有ります。
でも部屋でのセッティングも難しく、低域もバスレフのようにストンと落ちますので素直な低域では有りません。
そして一番許せないのがデザインになります。大きくなるし、インテリア的にも最悪です。

では当時のドイツのシステムはと言うと、ラジオ等は半後面解放、PA用(映画)は平面バッフルか後面解放!
一般用は密閉か半後面解放になります。
半後面解放というのは、後ろの板に穴が沢山開いており、背圧を逃がすタイプになります。

ラジオはレンジが狭くて良いので、半後面解放でOKです。
PA用は視覚が有るので、こちらもレンジが狭くてもOKです。
一般用は50年代は半後面解放がメイン、60年代にはいると密閉が多くなります。

箱の作りもフルレンジ、フルレンジ+ツイータは比較的薄い箱
ウーハー+ツイータはしっかりとした箱となっております。

長くなってしまいましたので、今日はこの辺で、、、、

↑このページのトップヘ