vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2015年11月

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今、若者の間で売れているというのプレーヤー!
本当に売れているのか、マスコミによる販売作戦かはわかりませんが、たまに話題になるので
取り寄せてみました。

シンプルな一体型でアンプとスピーカー内蔵にてこれ単体にて音が出て、33・45・78回転まで楽しめるという優れ物です。ただし、78回転のSP再生はスタイラスの交換が必要になります。

カートリッジにはサファイヤ針のセラミックカートリッジが使われております。セラミックカートリッジは40年代、50年代にクリスタルカートリッジと共に一般的に使われていたカートリッジで出力が大きくフォノイコライザーが要らないという利点が有ります。また典型的なカマボコ型の音質にてレコードのバチバチとしたノイズが出にくいという利点も有ります。
そしてサファイヤ針ですが、ダイヤに比べて、こちらもカマボコ型の音質で中域が太く出ますのでアナログの美味しいところを気持ちよく出してくれるという利点が有りますが、サファイヤ針は今現在主流のダイヤ針に比べて寿命が短いという欠点も有ります。
通常、40時間から60時間と言われておりますが、メーカーは300から500時間と説明しております。この辺はちょっと怪しいところです。

早速聴いてみました。音の方は価格なりという感じで玩具のようなサウンドでした。
約1万円位のプレーヤーですので、贅沢を言ってはいけないのですが、本当に今の
若者達がこのサウンドで満足して聴いているか?と疑問に思います。
そして、このサウンドで初めてのアナログ!というのはちょっと可哀そうにもなりますし
アナログはもっと良い音だよ!と教えてあげたくなってしまいます。

そこで、このプレーヤーをベースにもっとアナログらしい良い音を目指して行こうと
思います。

同じような事が約8年位前にも有りました。iPodの音が良い!と良う事で初めて聴きましたが
AMPに繋げると面白くない!
という事でミニAMPシリーズが始まり、プレミアムミニアンプまで来ております。

今回はどうなるか分りませんが、まずはアナログの気持ちよい音を出来るだけお金を掛けずに
出せるようなシステムを目指したいと思います。

早速、色々と実験を始めておりますので次回より具体的なグレードアップ方法、実験結果などを
報告して行く予定です。

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11月の28日、29日とワーナージャパン本社にて青山レコード祭りが開催されます。
両日、売り場にてレコードを鳴らしております。また29日にはワーナー試聴室にてアーカイパック磯部氏とともにモノラルレコードを鳴らす予定をしております。
青山レコード祭りの詳細は以下を参照下さい。
https://www.facebook.com/aoyamarecordmatsuri/?fref=nf
http://darumaya.to/?mode=f19

29日のイベントは
「アナログ・モノラル・ワールドの不思議な世界」
50年以上前の小型欧州製システムで奏でるモノラル・オーディオの不思議で新鮮な世界。

と紹介されております。
当店の奏でるモノラルの音は不思議な音と思われているようです。
不思議な音とは、具体的に言うと
モノラルなのに、音の分離がいい!
モノラルなのに立体的!
モノラルなのに煩くない!
モノラルなのに音数が多い!
との事だそうです。

お時間ある方は、レコード漁りに!そして当店のモノラルの音を聴いてみて下さい。

最近のハイレゾはオカシイ!と業界内よりの声もよく聴くようになって来ました。(主にハードメーカー側の人達より)
とにかく、サンプリング周波数や量子化ビットを上げたがる!雑誌の付録データ音源もその傾向に有ります。ソフト会社の意向もあるようなのですが、再生側の事情はお構いなしのようです。

よく考えてみて下さい!

確かにハイレゾ化により音源の情報量はCDと比べても良くなっております。当方もDSD音源は確かにアナログに近い音がすると感じております。
しかし、ハイレゾ音源にしたからと言って今よりも良い音がアンプやスピーカーから出てくるとは限りません。

今の装置の音がイマイチなのでCDを止めてハイレゾ音源にするんだ!という方も多いかと思いますが
CDが上手く鳴らない装置ではソースがハイレゾに代わっても良い音にはなりません。

まずはアナログ部分であるアンプやスピーカーを今のCDソースでもキチンと鳴るようにする事の方が先決ではないでしょうか?

CDソースでもキチンとなるアンプとスピーカーになればハイレゾソースもキチンと気持ちよくなってくれるでしょう!

まずはハイレゾの部分ではなく、アナログな部分のAMPとスピーカーの方が大事かと思います。

また、ハイレゾだから音が良い!と言いますが

確かに情報量は増えますが、アーティストの演奏や歌がハイレゾになる事により上手くなる訳では有りません。録音の方も同じ事が言えます。

逆に録音や演奏の荒も出やすくなります。

データ上の情報が上がっても、それに見合ったアーティスト、録音エンジニアが伴わなければ意味がないようにも感じます。

オーディオ業界での売りが今の時代はアナログレコードとハイレゾですので、雑誌やマスコミを使って色々とキャンペーンをしております。

レコードからCDに代わる時も同じように、レコード針が無くなる!もうレコードは聴けなくなる!などと間違った情報も沢山流れました。未だにそのような事を言われる方も多く見られます。

アナログ、CD,ハイレゾ、ソース形態が変わってもアンプやスピーカーのアナログ部分は変わっておりません。

ステップアップを考えるのであれば、まずはアンプやスピーカーなどのアナログ部分を見直す事が大事ではないでしょうか?

ハイレゾ音源にしてもアンプとスピーカーから出てくる音は現状のアンプなり、スピーカーなりの音しか出て来ません!

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久しぶりのTANNOY バリレラである。一時は5,6個所有しておりましたが、手持ちの2個を残してすべて販売してしまっておりました。
TANNOYバリレラの良い処は聴きやすいサウンドで艶が有るという事です。アメリカのバリレラとは音の傾向もまた違います。
SP再生は特に優れ物で、盤のノイズが出にくいカートリッジなので機械式吹込みの古い盤でも電気再生にて楽しめます。
バリレラはトルクの有るプレーヤーでごっついアームでの再生がお薦めです。
キチンと再生すれば空気感まで出てくるカートリッジです。
TANNOYカートリッジはスタイラスが手に入りにくいのが欠点ですが、この点も当店では
考慮して販売しております。
ご興味ある方はぜひSHOPにて聴いてみて下さい。

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WIGO 10インチ が10本入荷予定しております。
先行予約を受付致します。
ご存じのようにドイツのユニットは8インチ以上になると数もぐっと減って来ます。
そして価格もぐっと上がって来ます。
8インチよりもお手頃にステップアップしたい方向きのユニットになります。

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