アナログは相性と全体のバランスです。と今までも言って来ておりますが、バランス?相性?
と言っても具体的に言って貰わないと分りません!という方も多いかと思います。
あくまでも私見ですが、当方は見て聴いて来た事を書きたいと思います。
これは違う!と思われる方もいるかもしれませんが、しがないSHOPの独り言として読んで下さい。
分り易くバランスの悪いと思われる組合せを書いて行きます。
1)軽針圧カートリッジとアイドラー
よほどキチンとメンテナンスされたプレーヤーであれば、、とも思えますが全般的には
軽針圧のカートリッジはベルトなどのSNの高いプレーヤーとの組合せがベストになります。
アイドラー全盛期には軽針圧のカートリッジは有りませんでした。
アイドラー全盛期にはマルチ録音やデジタル録音も有りません。
分解力重視のカートリッジにはベルト系が合っていると思います。
2)アイドラーと軽針圧系のアーム
こちらも上記と同じですが、軽針圧のカートリッジにはアームのトレース能力が
求められます。SMEのアームによって軽針圧系のカートリッジが花開いたと
言っても良いでしょう。アームとカートリッジがセットと考えると良いかと思いますので
軽針圧系のアームはSNの良いプレーヤーとの組合せがベストとなります。
3)アイドラーと積層キャビネット
アイドラーは本来、フローティングと薄いキャビネットにてモーターの振動を分散させて軽減する
スタイルになっております。ガラード301もマニュアルにはキチンとボードをスプリングでと
提案しております。なぜか日本ではモーターの振動を重くてがっちりしたキャビネットで無理やり
抑える方法が採られておりますが、この方法はかえってアームなどにゴロをそのまま伝えてしまう
ケースも見られます。そのようなキャビネットに神経質なアームを付けるとなると最悪の組合せに
なります。モーターの振動を上手く逃がす!この方法は本来のアイドラーのキャビネットになりま
す。
4)モノラル再生とベルトドライブ
モノラル時代にはベルトドライブのプレーヤーは無かったと思います。(厳密には60年代後半では 被ります。)当時の盤をキチンと鳴らそうとするとトルクの有るプレーヤーの方が明らかに再生に有 利になります。音を聴けばすぐに分ると思いますが、古い録音をメインで聴きたい場合にはトルクの
有るプレーヤーの選択がベストになります。
5)モノラル再生と軽針圧カートリッジ
モノラル時代には軽針圧カートリッジは存在しておりません。音圧もステレオレコードより確実に
出て来ますので、針圧をちゃんと掛けて上げてトレースする方が安定感のあるサウンドを楽しめま
す。
6)モノラル再生とパイプアーム
こちらは全てとな言いませんがモノラル再生はパイプよりも太いアームで再生した方が空気感が出て 来ます。カートリッジと同じようにがっちりとしたアームの方が安定感が出ます。こちらも聴いてみ ればすぐにわかるかと思います。
7)現代のプレーヤーと古い録音(40~70年代中旬)
こちらも全てとは言いませんが、今のプレーヤーはSNやワウフラッターを出来るだけ良くと
繊細なプレーヤー作りとなっております。デジタル録音になってマルチ録音にてマイク数十本と使用
しているような分解力重視の録音の再生には適しているかと思いますが、古い録音のガツンとした音 が今のプレーヤーでは出て来ません。
アナログレコードと言っても全部同じ作りではなく、初期のアナログ録音から現在のデジタル録音と様々な音作りが年代によって変わって来ております。機器も音源も時代によって変わって来ております。
残念ながら全ての時代の音源を気持ちよく鳴らせるプレーヤーやカートリッジは無いかと思います。
自分が聴きたい音楽や年代によって、機器やカートリッジの選別をする事により無駄なくアナログ機器の
選別や組合せが出来て行けるかと思います。音源や年代とのバランス、そして聴きたい音源の時代にはどのような機器で聴かれていたのかを調べてみるのも良いでしょう!
当店にも様々なお客様が来られますが、アナログが上手く鳴らない!と言われている方のお話を聴くと
音源と機器のバランスが合っていない方が殆どです。上記のバランスはオーディオ雑誌でも殆ど記載される事は有りません。この機器で鳴らない音源、相性が悪い!とは特にハイエンド系のアイテムに関しては
メーカーよりのクレームが怖くて雑誌社は書けないのが現状です。
使いこないしにより相性が悪いと思われる機器の組合せでも上手く鳴らしている方もいるかと思いますが、よほどの上級者でもない限り難しいでしょう!
アナログは全体のバランスです!このバランスというのをもっと意識してみましょう。
と言っても具体的に言って貰わないと分りません!という方も多いかと思います。
あくまでも私見ですが、当方は見て聴いて来た事を書きたいと思います。
これは違う!と思われる方もいるかもしれませんが、しがないSHOPの独り言として読んで下さい。
分り易くバランスの悪いと思われる組合せを書いて行きます。
1)軽針圧カートリッジとアイドラー
よほどキチンとメンテナンスされたプレーヤーであれば、、とも思えますが全般的には
軽針圧のカートリッジはベルトなどのSNの高いプレーヤーとの組合せがベストになります。
アイドラー全盛期には軽針圧のカートリッジは有りませんでした。
アイドラー全盛期にはマルチ録音やデジタル録音も有りません。
分解力重視のカートリッジにはベルト系が合っていると思います。
2)アイドラーと軽針圧系のアーム
こちらも上記と同じですが、軽針圧のカートリッジにはアームのトレース能力が
求められます。SMEのアームによって軽針圧系のカートリッジが花開いたと
言っても良いでしょう。アームとカートリッジがセットと考えると良いかと思いますので
軽針圧系のアームはSNの良いプレーヤーとの組合せがベストとなります。
3)アイドラーと積層キャビネット
アイドラーは本来、フローティングと薄いキャビネットにてモーターの振動を分散させて軽減する
スタイルになっております。ガラード301もマニュアルにはキチンとボードをスプリングでと
提案しております。なぜか日本ではモーターの振動を重くてがっちりしたキャビネットで無理やり
抑える方法が採られておりますが、この方法はかえってアームなどにゴロをそのまま伝えてしまう
ケースも見られます。そのようなキャビネットに神経質なアームを付けるとなると最悪の組合せに
なります。モーターの振動を上手く逃がす!この方法は本来のアイドラーのキャビネットになりま
す。
4)モノラル再生とベルトドライブ
モノラル時代にはベルトドライブのプレーヤーは無かったと思います。(厳密には60年代後半では 被ります。)当時の盤をキチンと鳴らそうとするとトルクの有るプレーヤーの方が明らかに再生に有 利になります。音を聴けばすぐに分ると思いますが、古い録音をメインで聴きたい場合にはトルクの
有るプレーヤーの選択がベストになります。
5)モノラル再生と軽針圧カートリッジ
モノラル時代には軽針圧カートリッジは存在しておりません。音圧もステレオレコードより確実に
出て来ますので、針圧をちゃんと掛けて上げてトレースする方が安定感のあるサウンドを楽しめま
す。
6)モノラル再生とパイプアーム
こちらは全てとな言いませんがモノラル再生はパイプよりも太いアームで再生した方が空気感が出て 来ます。カートリッジと同じようにがっちりとしたアームの方が安定感が出ます。こちらも聴いてみ ればすぐにわかるかと思います。
7)現代のプレーヤーと古い録音(40~70年代中旬)
こちらも全てとは言いませんが、今のプレーヤーはSNやワウフラッターを出来るだけ良くと
繊細なプレーヤー作りとなっております。デジタル録音になってマルチ録音にてマイク数十本と使用
しているような分解力重視の録音の再生には適しているかと思いますが、古い録音のガツンとした音 が今のプレーヤーでは出て来ません。
アナログレコードと言っても全部同じ作りではなく、初期のアナログ録音から現在のデジタル録音と様々な音作りが年代によって変わって来ております。機器も音源も時代によって変わって来ております。
残念ながら全ての時代の音源を気持ちよく鳴らせるプレーヤーやカートリッジは無いかと思います。
自分が聴きたい音楽や年代によって、機器やカートリッジの選別をする事により無駄なくアナログ機器の
選別や組合せが出来て行けるかと思います。音源や年代とのバランス、そして聴きたい音源の時代にはどのような機器で聴かれていたのかを調べてみるのも良いでしょう!
当店にも様々なお客様が来られますが、アナログが上手く鳴らない!と言われている方のお話を聴くと
音源と機器のバランスが合っていない方が殆どです。上記のバランスはオーディオ雑誌でも殆ど記載される事は有りません。この機器で鳴らない音源、相性が悪い!とは特にハイエンド系のアイテムに関しては
メーカーよりのクレームが怖くて雑誌社は書けないのが現状です。
使いこないしにより相性が悪いと思われる機器の組合せでも上手く鳴らしている方もいるかと思いますが、よほどの上級者でもない限り難しいでしょう!
アナログは全体のバランスです!このバランスというのをもっと意識してみましょう。