vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2015年07月

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久しぶりにElacのカートリッジが入荷しました。グレーのSTS-240になります。
安定感のある良い感じのカートリッジに仕上がっております。
当店で販売するElacのカートリッジはSHOPにて音出し確認を数日してからの販売となっております。ELACのMiracord10やこのSTSシリーズ、多分当店が日本では一番販売して来ていると思います。
ただ音が出れば良い!というのではなく良い音が出るようにしてあげて販売する。これが専門店として大事な事だと考えております。
先日もとある評論家の先生からTELを頂きました。Elacのカートリッジを手に入れたが、なんかおかしい!音のバランスがおかしいとの事でした。スタイラスのマッチングがとれていないと説明致しましたが、今までにも何人ものお客様より同じような話を聴いて来ております。
やはり古いカートリッジなどはキチンと専門店で購入する事をお薦めします。

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SHOPのリファレンススピーカーが完売してしまいました。
Vintage物の希少なユニットですので暫くの販売は出来そうに有りません。
SHOPではステレオとして5インチフルレンジ、モノラルとして8インチを鳴らしております。
実際にSHOPのサイズから考えると6半位がベストかな?とも考えていたので今回の6半プロジェクトは当方も楽しみで有ります。スピーカーはフルレンジで始まりフルレンジで終わる!という先人の言葉が有ります。そのフルレンジの世界でも6半で始まり6半で終わるという言葉も有ります。
日本のフルレンジでも6半にて様々な名機と言われるユニットも有りますが、当方が考えるには日本のオーディオ環境、部屋のサイズには6半位は一番マッチしているのでは?と考えております。
どうしても皆さんは部屋のサイズに合った物よりも大きめのサイズのユニットを希望してしまうようです。これは物理特性上どうにもならないのですが、部屋に合ったサイズ!というのも本来はもっと情報としてオーディオ誌などでも取り上げた方が良いのですが、、、、、
今回のプロジェクトでは当方も初の6半となります。SHOPの広さが約16畳位ですからちょうど良い感じです。ユニットを選ぶ際にまずは能率、8オームにて90db以上を目安としました。そしてエッジはフィックスドエッジ!ゴムやウレタン系の物はレンジは広いのですが10年も経つと、、、、
やはりずっと使って欲しいのでフィックスドエッジでの選別です。ちょうど良い感じのドイツのヴィンテージユニットが手に入りましたので今月末よりプロジェクトをスタートします。理想としては8月中には試作にて音出し、年末に掛けて限定となりますが販売を出来ればと考えております。ヴィンテージユニットを使うのでいつも数に限りが出てしまい申し訳ないのですが、現行品ではセレクト出来るスピーカーがないのが現状です。まずは物が来てからの音出しが楽しみです。

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暑い日が続いております。当方も昔はそうでしたが真空管AMPを使用していると夏はオーディオから遠ざかります。当店のお客様でもありますが夏用に暑くならないAMPが欲しいとのリクエスト!
当店にてリファレンスにてお薦めしているのがまさに暑くならないモニターAMP!サウンドももちろん申し分有りません。
真空管アンプのヘタリも気にする事無く思う存分、音楽を楽しめます。
夏用に購入されたのにメインAMPになってしまいましたというお客様の何人もいらっしゃいます。

真空管、トランジスタ、OPアンプ、本来は素子などあまり関係ないと考えております。
良い音のAMPは増幅素子を超えたところに存在する!
真空管だから音が良い!音が悪い!
ではなく、キチンと設計されたAMPはどんな素子でも良い音がする!

最近ではむしろ真空管AMPは意識的に真空管AMPがいかにも出しそうなサウンドを意識して
作っている感じがします。

話がそれてしまいましたが、この夏!一度暑く鳴らないAMPも聴いてみて下さい!

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先日の清澄白河でのレコードイベントはお陰さまにて盛況に終わることが出来ました。
アナログのシステムを組む事で一番大切なのは全体のバランスを見ながらアイテムをセレクトしていく事だと考えております。良い機材を導入したから音が良くなる!という訳にはいかないのがアナログです。
自分の好きな音源、ジャンルをどのような音で聴きたいか!まずはそこからのスタートとなることでしょう。今回のシステムを組むに当たってどのように機材をセレクトしたのか!そこから何らかのヒントを得て貰えればと思います。
今回のイベントではロック、サイケ、プログレを中心にして、JAZZや歌謡曲までが音源になりそうでした。会場は20名位が入るスペースで縦長となっております。音は適度にライブといった感じです。
まずはスピーカーからセレクトして行きましたが、奥の席まで元気の良い音で聴けるようにPAスピーカーの中からセレクトしたのが写真のBauerになります。Bauerは12インチがインストールされたタイプが多いのですが、こちらは10インチで比較的締まった音がします。12インチ物は箱が負けてしまって音量を上げると音がボケて来ます。10インチも組み合わせる機器によっては音がボケてしまいます。よって組み合わせるAMPは4WのモニターAMPとしました。きっちりと音が素直に出る物にてのセレクトです。真空管AMPだとボーカルは良いのですが、ちょっとロックなどだと音の輪郭がボケてしまいます。次にプリアンプですが、さまざまな音源、そして色々な国の音源を掛ける予定です。参加人数も昼の2時から夜の9時までとどのくらいの人が入るのか分りません。人の入りで音の出方もかなり変わって来ます。大人数ですとまず低音が吸われてしまい音がスピーカーから出てこないように聞こえてしまいます。そこでトーンコントロール付きのプリをセレクトし、部屋の状況によっての調整が出来るようにとのセレクトになります。そしてプリアンプ、今回のメンバー達は音圧勝負では有りませんが、とんでもない音質のレコード、そして45回転物をいつも持って来ます。ここぞとばかりに鳴らせにくいレコードを持ってくる人が多いので、とにかくキャパがあるフォノイコ、そしてモノラルはカーブも色々と有りますので、当方のオリジナルのモノフォノイコ(カーブが4種類セレクト可)としました。
ここまでがスピーカーからフォノイコまでとなります。次はプレーヤーです。モノ音源、そして45回転がメインとなりそうですので、やはりアイドラータイプにてガツンと鳴らしてあげたい次第です。
という事でElacのMiracord10となります。アームも太くがっちりしておりますので今回のイベントには最適です。次にカートリッジとなります。カートリッジは色々と聞いてみて一番キャパがあって聴きやすいという事でDenon DL102をセレクトしました。通常はモノだとElacを使いますがElacだと確かに音の情報も多く、低音、高音も出て来ますが今回のBauerのスピーカーだとスピーカーの方が負けてしまい音圧のある曲を掛けるとボケボケとなってしまいます。DL102のナローなレンジが今回のシステムには合うようです。そしてステレオ盤も掛けれますのでその都度、カートリッジも交換することなくこれ1個で行けます。セラミックカートリッジも使いたかったのですがピアノのソロアルバムを聴いたらイマイチでしたので今回のセレクトより外れました。
オーディオ雑誌ではこの分野の音楽との相性は悪いです。このようなシステムとの組み合わせでは上手く鳴らないです。というようなネガティブな情報はメーカーよりクレームが来ますので書けません。
本来はそれぞれのアイテムには向き不向きがあって、このアイテムはこのような音源やシステムに向いている、向いていないと読者の為になる情報を発信しなければならないのですが、そのような情報は殆ど出て来ません。多くの人達がアナログを楽しもうとして本を買い、評論家や雑誌がほめているアイテムを購入して組み合わせたとしても本当にバランスが取れているかを考えていかないとアナログは良い音で鳴りません。キチンとバランスをとってシステムを組んでいけばお金をかけずとも良い音にて楽しめるようになります。
今回のイベントには評論家の田中伊佐資さんも来てくれましたがDL102の音とは思えないと喜んでおりました。簡単では有りますが、全体のバランスを考えてどのようにシステムを組むのか?今回のイベントのシステムを組む際のセレクト方法にて何らしかのヒントを得て貰えたようであれば嬉しい次第です。
ちなみの今回使用したBauerのスピーカーは売り物で60,000円となっております。

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今週の土曜日にレコードイベントを開催致します。
今回は今までもちょっと違ったシステムにて鳴らす予定です。
こんな簡単なシステム?と言われるかもしれませんが、良い感じにセッティング出来ました。

イベントの内容です。

日時:7月11日(土)PM2:00~9:00位まで  出入り自由

住所:東京都 江東区平野1-8-1SAN-IWAビル2F

     Ginger.tokyoジンジャー・ドット・トーキョー 旧トゥルノントゥ

     070-2199-9119

     http://www.ginger.tokyo/




当日はイベント貸し切りとなり1ドリンク500円にてアルコール類、ソフトドリンク類を

提供致します。入場料はフリーとし時間内にて出入り自由となります。


モラルレコード、ステレオレコードを本格的なモノラルシステムにて鳴らします。

ジャンルはクラシック以外であれば問いません。EP盤でもOKです。


レコード持ちこみ大歓迎!というよりレコード持って来て下さい!

皆でアナログレコード、そしてレコード雑談を楽しみましょう!


当日は当方が入口から出口まで全ての機材を持ち込んで鳴らす予定です。

今までのイベントでも実は全て当方のシステム!というのは有りませんでした。

都内では久しぶりのイベントです。




サウンドの方も期待して下さい!

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