去年の暮よりNeumannW444のお問い合わせば増えて来ております。
当店でのアクティブフェーダーに対するインストールについて簡単に説明致します。
1)コンディションについて
まずは数を見てきていないとコンディションも分かりません。
外見、そして内見、最近は明らかに継ぎ接ぎと思われる改造物もたまに見られます。そしてサウンドもそうです。数を聴いていかないとNeumannnニュートラルなサウンドもわからないでしょう。
ただ、音が出る!というレベルでよい訳が有りません。
2)配線
配線の仕方によってはハムが出る場合も有ります。また配線材の書類によっても音が異なります。アクティブフェーダーは繊細です。
色々な種類の線材を試して今の線材をセレクトしております。ドイツの機器にWEを使う方もおりますが、やはりドイツの線材を使いたいものです。
3)コネクタ
当初はコネクタを使用する接続をしておりましたが、コネクタからの配線ですとコネクタ部にて断線が起こりやすい!コネクタの固定がしっかりとしない!など安定して安心して使用出来ません。本来はラックにコネクタが固定されており、本体もラックに固定して使用します。本体もコネクタもしっかりと固定した状態にて使用しております。
接点部分が不安定!一番良くない事ですね。上記をふまえた上にてコネクタは使用せず、直出しにてRCAやXLRをパネル処理をし、本体共に木ケース固定した状態にて使用出来るようにしております。ガッチリと固定する。これが確実です。
4)木ケース
ただ裸のまま使用するのではなく、木ケースに入れる!これが不思議と効果があります。ノイズや振動に対して強くなんるのでしょう!
木も合板、MDF,天然木でも硬い木から柔らかい木まで色々と試して来ました。ただ、木にインストールすれば良いという訳でもありません。
5)専用電源
アクティブフェーダーは電源に非常に敏感です。整流素子やパーツを変えるだけで良くも悪くもなってしまいます。電源の整流素子を変えての試作から、パーツ、配線材の選別をして、そして出来るだけ大袈裟な電源ではなくシンプルに手頃な価格にて販売出来るように製作しております。電源とセットの物ですので電源と一緒に考えてコーディネイトして販売して行くのが基本かと思います。ただ本体を販売すれば良いという訳では有りません。
これはあくまでも当店の考え方であって、すべてでは有りませんが
上記のように出来るだけ良い音で楽しめるように色々と試行錯誤しながら今のインストール方法に収まっております。ただ本体だけを販売するのではなく、電源も含めて、インストール方法も含めてキチンと考えて販売しております。すばらしい商品には敬意を持って提案しております。