昨日はSHOPも早く切り上げまして地元、大磯にて大木和音さんのチェンバロコンサートに行っておりました。知人のお宅にて20~30人のサロンコンサートです。こんなに間近でチェンバロを聴ける機会も本当に少ないにて、貴重な経験でした。パリで作られた1770年製のレプリカという事ですが、すべての材料は当時の物にて作られておりとても希少なチェンバロという事です。反射板にはナポリの港のようすがテンペラ画にて描けれており、内部にも様々な模様が描かれております。チェンバロ自体が芸術品のような楽器であり、見ているだけでも十分に楽しめます。今回の曲目は
バッハのフランス組曲 第5番
ラモーのクラブサン曲集より3曲
新クラブサン曲集より7曲
でした。
チェンバロは本当に不思議な楽器で、いろいろな音色が有り新発見が色々と有りました。
とても楽しい時間でチェンバロに小宇宙のような世界を感じます。
バッハとラモーは同時代の作曲家ですが、国が違うとこんなにも音楽が違うのか!と感じる事も出来ました。バッハの洗練された調律、そしてラモーの感情的な音楽、お国柄が出ております。
コンサートの後はパティーが始まり、大木さんはもちろんの事、調律師の狩野さん、そしてピアニストの門さんなどと色々とお話も出来ました。とても有意義な時間で有り、楽しいコンサートでした。
大木さんのCDは以下で購入出来ますので、チェンバロの世界をぜひ聴いて見てください。またチェンバロは録音も再生もとても難しい楽器です。オーディオシステムのテェック用に聴いている人もおり、自分のシステムのチェックにも使えます。
http://www.alt-neu.info/CD/index.html
*イタリア協奏曲のプロデューサーの宇田川さんは当店のお客様で、ご自宅用のスピーカーを購入頂いております。