新しいプリアンプに使用するボリュームの選別をしております。
今回はイギリス製、ドイツ製、アメリカ製をメインとし巻き線ボリュームを好んで取り寄せました。ボリュームはAMPの中でもとても大事なパーツです。ボリューム一つでAMPの良し悪しも決まってしまいますので、当方は今までもボリュームには拘って製作して来ております。ドイツを中心にヨーロッパ系のサウンドを提案しておりますのでボリュームもALPSなどの日本製ではない物にセレクトしていくとなってしまします。ALPSなどの日本製のボリュームの最大の利点は誤差が少ない、均一で安心して使える品質になります。海外製はこの点、バラつきが多く、2連の物などはまず、ステレオとして使えません。自分が良く使うドイツのヴィンテージなどは+-10%の誤差が有りますので最大20%位違うという事になります。当方の場合はモノラル仕様が多いので良いのですがステレオで作る場合には多くのボリュームを揃えて、その中からマッティングを取らないと使えません。と言いながらも聴いてしまうとやはり海外製になってしまいます。最近はフランス物も良く聴くようになって来ており、AMPなどもフランスの物を聴いております。フランスのAMPなどでどのようなメーカーのボリュームを使っているのか知りたかったのでフランスより古いAMPやラジオからバラしたボリュームもまとめて取りよせました。今回のボーリュ―ムの選別で、当方が良いなと感じていたメーカーと、フランスより取り寄せたボリューム達の中で一番多かったメーカーが一致しておりました。感覚的なところですが、フランスとの感性がマッチしていたのはちょっと嬉しい次第です。