vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2012年07月

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Pierre ClementのRTF(Radio Television France)仕様となっており今までのClementとは仕様が大きく異なっております。
お客様のリクエストにて半年以上、待たせてしまいましたがやっと入荷した次第です。こちらのタイプはロングアームとなっており4種類のカーブを切り替える事が出来ます。SPカーブは使わないとの事にてNABカーブに変更してからの納品となります。
サイズも一回り大きくなっており、全体的にもガッチリとした作りとなっております。こちらはフランスサイドにて元エンジニアのメンテ済にて出力も一般に使用出来るように600Ω出しに変更してもらっております。

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Stereo誌にスキャンスピークのユニットが付くという事はかなり前より聞いておりました。価格はいくらになるのかな?サイズはスペックは?と気にしてはおりましたが、忘れかけていた頃に8月号にて発売との事、早速ゲットしてみました。フルレンジ派の当方としてはスキャンスピークのフルレンジはやはり聴いてみたいところです。まだ裸での音出しですが簡単な印象としては、まずフレームがもうちょっと!能率が悪い!といったところです。フレームは価格を考えると贅沢は言えないのですが、ユニット取付穴がある外周フレームはもうちょっと厚めでガッチリとして欲しかったです。そして能率ですがFostexのEF83でも88db有りますので、せめてこの位の能率は欲しいところです。小口径のユニットは直進性が強いのでパワーで音の表情を出そうとするとキツイ音になってしまいます。パワーではなく、能率を上げる事によって自然に表情が出るようにして貰いたいですね!そしてこのサイズで低音が~!というのもナンセンスです。
ボンボンとした質感のない低音よりも表情の有る100Hzが出れば十分に音楽は楽しめるはずです。サイズなりの音でOKです。無理をせず気持ち良く鳴らしてあげればレンジの狭さなどあまり気になりません。
さて、このスキャンスピークも箱を作って楽しみたいと思います。
どんな箱にしようか、思案中です。

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Pierre Clementの55年のターンテーブルです。フレームベースがシルバーハンマートーンではなく縮み模様のマロングレーカラーとなっております。スピードも33,45,78の3スピードとなっており、アームリフタ―も別付けとなっております。こちらのターンテーブル、入荷した時のチェックにて微妙なモーターの振動が気になりましたので元Clementのエンジニアの所にメンテナンスに出しておりました。
Clementのターンテーブルは所有物、販売品含めて5台見て来ております。回転方式はアイドラーですが、実物を見てアイドラーだと思う人も少ないかと思います。とてもスムースにプラッターが回転しますのでベルトドライブと思われる方も多いのです。モーター上部のフレームを触っても殆どモーターの振動も伝わって来ません。
プラッターの回転がとても安定しているターンテーブルです。
こちらもElacのMiracordのようにカートリッジも含めまして数を見て来ておりますのでその個体のコンディション等が分かるのかと思います。またメンテナンスも元エンジニアにお願いしておりますので現状でのベストコンディションに近い物を見て来ておりますし、カートリッジも含めて聴いて来ております。
また、ターンテーブルだけでは音は出ませんのでAMPやスピーカーも当時のフランス物にてSHOPでは音出ししておりますし、販売もしております。
ターンテーブルだけがClementでAMPやスピーカーがフランス物でなければ本来のサウンドが聴けるのかな?とも思います。オーディオは
システム全体で音を作りますのでシステム全体でのバランスが非常に大事かと考えております。特にフランス物はスピーカーなども明らかにイギリス、ドイツ、アメリカ物とは音作りが違います。少なくとも入口と出口はフランス物にて揃えたいものです。



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Miracordは日本仕様にするために特注の100V/50Hz用のプーリーに交換しております。アイドラーも状態を見て新品ゴムに交換してから日本に輸入し、SHOPにて検品済の物を販売しております。先日納入されたMiracordが少しではありますが、ゴロが出ておりプーリーとアイドラーゴムを交換致しました。Miracordはすでに16台程販売しており実物を見て聴いて来ておりますので今回のMiracordもこんな物ではないと分かりましたが、実際に知らない方には古いプレーヤーで動作もキチンとしますのでアイドラーだからこんな物かな?と思われてしまうかもしれません。今回の物もほんの少しのゴロです。台数を見て来ているという事はコンディションの良い物から悪い物まで見て来ておりますのでちょっとおかしいとすぐに分かります。そこが専門店の強みかと思います。
Garrard,Thorens,EMTなどもそうかと思います。専門店は台数を見て来ておりますので、この個体のコンディションもすぐに分かります。
良く知っている商品であれば分かるでしょうが、個人の方で多くの台数を見て来ている人は多くないかと思いますので、自分の持っている個体、もしくは購入された個体がどのようなコンディションの物なのか?が分からない方も多いでしょう?本当にこれでいいのか?こんな物なのか?と思いながら使用されている方も多いでしょう!
取り扱い商品は少ないですが専門店として、安心して使用して頂ける商品を提案、販売して行きたいと考えております。

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春にも何台か販売致しまいたが、ジーメンスのモニターAMPを追加にて販売致します。春に販売した物はパネル等に傷が有りましたので
オリジナルのケースより内部の基盤を外し、アルミケースにインストールして販売致しましたが、今回の物はパネルも綺麗な状態でしたので専用の木ケースを製作させていた次第です。パネルにはレベル調整用のボリュームが付いております。そして今回のAMPにはセットにて同じ仕様の木ケースにて専用電源も用意しております。今、製作中ですので揃いましたらUPします。スタジオ用の露骨なAMPですがコンパクトかつ、高級感あるデザインにまとまりそうです。

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