vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2011年05月

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代々木店はソーラーシステムによるバッテリー駆動にてメインシステムを鳴らしております。その前にはセレンの24V電源がメインになっておりました。今のメインアンプはアナログ、CD共にLAWOのスタジオモニターAMPを使用しております。LAWOは聴きなれない方も多いかとおもいますがドイツのプロ用オーディオメーカーでスタジオ用コンソールシステムなどを作っておりドイツでも多くのスタジオにて使用されております。このスタジオモニターAMPはスタジオモニタースピーカーを鳴らす為のプロ用AMPとなります。Haufeの入力トランスよりICにてシンプルなAMPとなっておりますが、癖もなうクリアーなサウンドが特徴で代々木においても好評頂いております。今回はモニターAMPにVUメーターを付けておりますので、音だけでなく視覚でも楽しめるようになっております。ステレオタイプにて4W(4Ω)、2W(8Ω)出力となっております。バッテリーでも駆動出来るよう12V仕様にて製作致しました。ご希望があれば専用のセレン電源も製作致します。もちろんTelefunkenやNeumannなどのフェーダーとの相性は言うこと有りません。
手頃に楽しめるドイツのプロ用AMPです。1台のみ販売致します。

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最近のお気に入りのSegoviaさんです。クラシックギターのレコードというと数枚は所有しておりますが実際は殆ど聴いておりません。正直、面白くないサウンドなのです。しかし、このセゴビアさんは流石というか、ギター一本にして十分に聴きごたえのある表情になんと言っても安心して、心地よく聴けるギターを奏でます。テクニックもすごいのでしょうが、サラッと安定してこなしてしまうサウンドが心地よいのです。ギターというとスピードが有り擦れた音やミュートの嫌な音が普通はしますが、セゴビアさんは殆どそのような音がしません。そして一音一音に表情が有ります。どうやら一音一音、次の音に行く前にミュートをかけているそうです。とんでもないテクニックですね!

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東京は朝から雨である!こんなしっとりとした日にはレコード磨き日よりであります。入荷したレコードを磨きながら何も考えずにレコードを聴いております。これはどんな音を奏でてくれるのだろう!と想像しながら磨いております。これも小さな幸せですね!

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最近、アンドレス・セゴビアのアナログを良く聴いております。ギター1本のシンプルな演奏ですが、一音一音の表情が素晴らしく、そしてしっかりしていて、とても気持ちよく音楽を楽しめる1枚です。この一見シンプルな演奏ですが実はものすごく難しい事をやっているそうで、同じようにはまず弾けないそうです。早弾きなどの派手な事は一切やっていないのですが、聴いているだけでもすごいと感じます。
とても安定して、安心して聴けるサウンドです。オーディオではどうでしょうか!安心して聴けるオーディオ!これってとても難しい事でありながら、最近ではあまり意識されていないのかな?とも思います。解像度重視ではなく、安心して聴けるサウンド!
一見地味ですが、大事な事だなとセゴビアの演奏から教えて頂きました。本当に素晴らしいギターの音色です。

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小音量にて楽しめるシステムを紹介して欲しいとのメールを頂きました。色々と試して来たが良い物に出会っていないとの事でした。当方が自信を持ってお奨めしたのがモノラルのシステムです。今もこのブログを書きながらもほぼ同じシステムにて当方もiTuneラジオを聴いて楽しんでおります。
当方の考える小音量で楽しむオーディオとは、まずはステレオではなくモノラル1本にて音楽を聴くこと!そして能率の良い蒲鉾型のスピーカーにて低パワーのAMPで聴くという事です。スピーカーもこだわるとすると丸型よりもオーバルの方がバランスが良い感じがします。上記のシステムにて聞くと音がふわっと浮かんで来るようなサウンドに気持ちよく音楽を楽しめます。音圧の高いスピーカーやAMPでは音が硬く直進性が強いので小音量では音がふわっと浮いてこないという次第です。そしてモノラルとは?
音源がモノラルという事ではなく強制モノラルにてステレオもモノラル変換して音を1本のスピーカーにて出す事を意味します。ステレオとの違いは?音の密度が全然違います!よって小音量でも密度の濃いサウンドが楽しめます。またモノラルの方がリラックスにて気軽に聴けるサウンドであるということも大きなメリットでしょう。音だけでなく、聴き手のコンディションも重要かと思います。

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