vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2011年04月

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本日は地元のホームセンターにてジグソーなどでカット、穴あけなどをしておりました。今、板材が殆ど売り場になく今日もたまたま運良く入荷したパーチクルボードにて何とか作りたい加工品が出来た次第です。そんな中、たまたま30年代のマグネチックスピーカーのマグネットとロシアのボイスコイル擦れのコーン紙を組み合わせて改造ユニットを作ってみました。もともとのマグネチックスピーカーにはケント紙のような普通の紙が使われております。このような紙でなるのであれば、もっとピンと張った良いコーン紙で鳴らしたらどのような音が出るのだろう!と考えた次第です。今までに取り寄せて来たロシアの不良品ユニットが沢山あります。音はとても良いのですが初期不良が多いのが欠点です。たまたまバラシタユニットが有りましたので
何とか工夫してマグネチックの針のようなピン先とロシアのコーン紙を繋げました。マッティングトランスを入れない状態にて最初聴いておりましたが、Philipsのトランスにて音出しをしたところ、急にガツンと音が出てビックリしてしまいました。これはキチンと仕上げてあげないといけない音という事にて再度バラし、バッフル板もキチンと処理をする予定です。今までのマグネチックスピーカーのサウンドを覆す良さげなシステムが出来そうです。他にも仕上げなければならない物が多いのですが、思い付いてしまうとどうしても寄り道をしてしまう次第です。

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エテルナ、メロディア、フンガロトンはどのレコードから始まり先月発売したおりましたエテルナ仕様のスピーカーなど、そしてお客さまとも色々と雑談しておりますと、やはり最近はソフトとハードが結びついていないのでは!と感じております。オーディオ装置は本来、音楽を楽しむ為の装置ですので楽しく音楽が聴けなくてはいけません。
今の装置は音楽でなく立派な音を出す装置になってしまっており、オーディオをやられている方達も音楽ではなく音を聴いておられる人達が多いように感じます。立派な音よりも音楽を聴ける装置をセレクト出来るようになれば、今後のオーディオ業界も変わって来るでしょう。前書きが長くなってしまいました。
昨日、Melodiaのシェエラザードを聴きました。代々木に1カ月以上前より置いてあったのですがなぜか聴いていなかったレコードです。
盤をクリーニングし早速の音出し!
これがまたすごいのです!最初の音からすぐに全神経が音に集中しております。そして頭の中に円形の天井の高いホールが現れました。
このステージ感、臨場感、今まで聴いて来たなかで一番のアルバムです。こんなにも引き込まれるような音は聴いた事が有りません。
至福の一時です。でもこれはレコードだけの音では有りません。部屋の広さ、スピーカーの配置、装置など色々なマッチングにより作られた音なのです。レコードの音だけではこのような空間は現れません。全てはソフトとハード、そして部屋、セッチィングによるマッチング
による物なのです。このところモノラル中心に聴いておりましたのでステレオ録音の利点を再確認した次第でも有ります。

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モノラルとステレオは別物である!と考えております。ステレオは横の広がり、スケール感や空間構成、モノラルは奥行きの有るサウンド、横方向と縦方向の違いです。よってシステムも変わってくるはずである!という事でモノラル用のフォノイコライザーを試作して来ております。カートリッジはDL-102をセレクト致しました。入力にPIKATORONのトランスを入れてモノラルの分厚い音圧を受け止めながら上手く整えてくれております。その他、こまかい強化にてステレオより太い音圧に負けないような仕様になっております。ここ1カ月程、音出しにて色々なレコードを聴いて来ております。最終試験として7インチのモノラル盤をワーナーのM氏より拝借し、一番音圧のありそうな盤にてチェックをしております。モノラルの場合、12インチと7インチではまた音圧も違い回転数による情報量も違って来ます。一番難しいのが
7インチモノラルだと今までの経験から感じておりました。数枚の7インチを聴いておりますが、上手くこなしてくれており、これなら十分に合格点を与えられそうです。DL-102用のモノラル専用フォノイコライザー、自分で言うのもなんですが、図太く、艶の有るサウンドが鳴っております。モノラルを楽しめる本格的なフォノイコライザーでしょう!

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Isophonの3本脚のラジオスピーカーが久々に入荷致しました。
当方のお気に入りデザイン物になります。とてもスタイリッシュな
デザイン物です。先日、あるお店にて当店のスピーカーを見た若い女性が突然、”私、早く結婚してこのようなスピーカーを飾れる家に住みたい!”と言われたそうです。突拍子もない発言ですが、ドイツの愛らしいスピーカーを見てそのように思われたそうです。本当に嬉しい限りです!見ているだけでも十分なデザインのスピーカー!音楽ももちろん楽しめます。

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代々木shopではひっそりとソーラーパネル計画を進めておりました。
昨日、15Wの小さなパネルをベランダに装着し本日より音出しチェックをしております。今日は残念ながら発電出来ておりませんが、、、
今日のチェックにて一番驚いたのはアクティブフェーダーとモニターAMPです。ともに定格24Vの物ですが12Vでも普通に駆動出来ます。
音も変わりません。そこでアクティブフェーダーとパワーアンプの消費電力を12Vバッテリー駆動にて調べましたら両方合わせても0.1A
も電流が流れておりません。コントールパネルに表示されない電流値という事になります。12Vにて0.1A以下という事は消費電力が1Whというところでしょうか!12V駆動のCDプレーヤーも一緒に使って0.6~0.7Aにて9Whというところでした。何とも省エネなシステムです。ではどうして、このようなパワーで十分に鳴るのかというとやはりスピーカーです。今日は8オーム90dbの物を使いましたが、スピーカーの能率が良ければオーディオも決して非効率で、電気の無駄使いをせずとも楽しめるという事になります。もうパワーで鳴らす、無理やり押し付けられるようなサウンドのオーディオから卒業しましょう!
代々木SHOPでは最終的にはモニターとして使用している全てのオーディオをソーラーによるバッテリー駆動にて楽しみたいと考えております。近日、詳細ページをOPEN致しますのでお楽しみに!

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