vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2011年02月

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このところエテルナレーベルのサウンドを聴いております。ヴィンテージスピーカーでは東ドイツの音、西ドイツの音と当方は分けております。実際に音の傾向も違うように思えます。エテルナの音もまさに東の音です。音楽も楽器の音だけを聴かせるのではなく、ホールの響き、余韻も一緒にホールごと聴かせるサウンドです。そして音も前にドカンというよりは奥行きの有るドカンといった感じの音作りのようです。このエテルナのサウンドをキチンと鳴らせるスピーカーは難しいと思います。普通のスピーカーではつまらない表情のない音に聴こえてしまうでしょう!今までRFTなどの東ドイツのサウンドをずっと聴いて来ましたが、このエテルナを聴くと本当の意味でのソースとハードのマッチングを再確認出来るようです。まさにこのエテルナのようなサウンドを上手く奏でるスピーカーが東のスピーカーだという事です。エテルナレコード、とても素晴らしいレーベルです。そしてこのエテルナの音を本当に楽しめている人は少ないのでしょう!
東ドイツのスピーカーを聴いている人はぜひエテルナの音を聴いて見て下さい。その逆、エテルナレーベルが好きな人はぜひ東のシステムにて聴いて見て下さい!世界が変わる事、必至です!

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先日の東京フィルのシェエラザード!とても良かったのでアナログでも聴きたくなりフェドセーエフの物を取り寄せました。81年のMelodia/Eurodiscのデジタル録音という物です。音楽の方はというと、先日の東京フィルよりも迫力そしてスピード感も有ります。フェドセーエフも今よりも30年若いわけですから
パワー感も違うのでしょうか!先日のシェエラザードは物語が流れるような綺麗な印象でした。このレコードの方は生々しさとパワー感が有ります。どちらにしろ当方にとっては素晴らしいサウンドであり、ひとつ良いアルバムが増えました。

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東ドイツ、エテルナレーベルのレコーディングスタジオにて使用されていたニアフィールドスピーカーSchulz KSP-130KをVintageJoinのオリジナルエンクロジャーにインストールしたシステムを限定販売致します。バッフルにビスにてユニットを固定しない独特の工法にてインストールしております。楽器のように倍音が美しく響きます。KSP-130Kもとてもレア品にて今まで数年を掛けてコレクションして来た数ペアのみでの販売です。サイズからは想像できない位のスケール感の有るサウンドを奏でます。エテルナのサウンドが好きな方にはお薦めのシステムになります。この機会にどうぞ!

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お客様の納品にて代々木に持って来てしまいました。SchulzのKSP215Kのオリジナル箱入りです。東ドイツのエテルナレーベルなどのレコーディングスタジオでモニターとして使用されていたシステムになります。当方の大好きなユニットで倉庫でもメインにて聴いております。
とても自然な音を奏でるスピーカーです。AMPの音がするスピーカーです。とても素直です。先日、オペラシティにて東京フィルの定期演奏会を聴いて来ました。ウラディミール・フェドセーエフ指揮によるシェエラザード最高でした、至福の40分を過ごせました。流れるようなリズムにハーモニー、これぞ生オケだ~といった感じです。そして今、このSchulzを聴いても何ら不満のない音です。本当に自然な響きのサウンドです。このようなユニットは他には有りません。何年聴いても飽きのこない、そして音楽を主役とする至高のシステムだと再認識しております。

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昨日は東京フィルの定期演奏会オペラシティに行って来ました。ウラディーミル・フェドセーエフ指揮による演奏会です。オペラシティでは初めての2階左席からの鑑賞です。1曲目はフィガロの結婚、4分位の短い曲にて、慣らしのような物かな~という感じです。2階席の左側はオケの手前1/4位の団員が見えません。トランペット、ハープ、打楽器などです。席も正面を向いておらずステージに対して横向きですので、体、頭をステージの方に傾けなければ行けません。たまたま両隣が空いていたので良かったのですが両隣に人がいるとかなり苦しい態勢になり横の人がちょっと前かがみになると指揮者まで見えなくなってしまいます。イスの配置が良くありません。2階席なら後方正面が良さそうです。両サイドはもう席を取ることもないでしょう。慣らしが終わってチャイコフスキー組曲第3番です。この組曲は聴いた事が有りませんでしたので楽しみでした。実際に聴いて見て、なんとなく全体のまとまりがないように感じました。流れが悪い?しっくりとこない感じです。そして休憩に入ります。休憩中に演奏会のガイドを読んでいると本日のチャイコフスキー組曲の第4曲の一部がマエストロの意向によりカットされるとの紙が挟まっておりました。う~んだからかな?とも思いつつも知らない曲でしたので何とも言えません。そして楽しみにしていたリムスキーのシェエラザードに入ります。チャイコフスキーとはうって変って気持ち良い流れるようなシンフォン―に包まれます。このシェエラザードはとても構成が良く聴きごたえがありました。あっという間の40分でした。やはり生のオケは良いですね~。ウラディミールさん、東京フィルの皆さんに感謝します。今回は2階の席という事も有り音の聞こえ方も多少違ったようですが改めて代々木のシステム、音作りの方向が間違っていないと確信出来ました。代々木SHOPのサウンドは決して派手では有りませんし、見た目の迫力も有りませんが、自然なサウンドです。嫌な音がしません。これは重要な事で有り、今のオーディオとは違います。今のオーディオは分解力や繊細な音を求めすぎており、音楽ではなく立派な音を聴く装置になってしまいました。曲全体のバランスや気持ちよさを味わえるような自然な音作りから遠ざかっております。今年は代々木に近い事もあり東京フィルオペラシティ演奏会の年間シートも購入しております。今後の演奏会も楽しみにしております。またこのような気持ち良いサウンドに少しでも近づけるようより良いシステムを提案して行きたいと考えております。そして、余談ですが、帰りの電車の中、頭の中ではずっとシェエラザードが響いており気持ちよく余韻も楽しまた事は言うまでも有りません。

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