Braun RT-20ミスターブラウンと言われたディーター・ラムスによるデザインの真空管ラジオです。61年のデザインになります。61年というとレコードのステレオが普及して来て、ラジオも大型化、ステレオ化をして来ていた時代にこのシンプルなデザイン、バング&オルフセンのBeomaster900よりも3年ほど早いデザインになります。当時のブラウンがいかにデザインの先端を行っていたかが良くわかります。
同じ年代のラジオデザインからは本当に創造も出来ないデザインです。ディーター・ラムスデザインの物ではEL84PPのCSV13を所有しておりますが、回路設計、内部配線等、AMPとしてはオリジナルは余り良い物では有りません。ただし、余分な回路を外し、改造すればかなり良いAMPになります。トランスが優れているのでしょう。来月11月15日よりサントリーミュージアム[天保山]にて”純粋なる形象
ディーター・ラムスの時代―機能主義デザイン再考”展が開催されます。来年には東京にも来るようです。その他のデザインも実物を早く見たいです。大阪在住の方!必見の展示会ですよ!