vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2008年02月

綺麗に箱を鳴らしたい!以前より考えております。去年、ドイツの友人宅にて聴かせてもらった箱がそのような作りでした。ドイツとは気候、湿気なども違うので同じ音は出ないと思いますが、日本の環境にあった箱が作れればと考えております。当方の好きなサウンドは中域のサウンドがしっかりとしており、ヴォーカルが綺麗に前に出るユニットを好みます。現代のシステムと比べるとどうしても低域において
弱さを感じます。少しでも箱を綺麗にならして低域を聴感上、補う事が出来ればというのが狙いです。たまたま、今現在企画しているシステムのエンクロジャーにて木管やギターなどに使われておりますパドックという木の箱が我が家にやって来ました。とても硬そうな木です。どんな音がするのか楽しみですね。結果は後日、報告致します。

本日は久しぶりの12インチのフルレンジにてオケを聴いております。ここ数週間、4インチ、5インチを中心に聴いておりましたので
12インチのスケール感、そして音は空気の振動で有るという事を改
めて感じております。オーディオクラフトの醍醐味として箱を工夫してユニットを使い込む、サイズを超えた低音を出す、など工夫と努力、経験によって作りこむという楽しみ方が有ります。では5インチにして作りこんだ低音と、12インチにて素直に出てくる低音とでは、どちらが好みかというと、後者の素直なユニットサイズなりの音が当方の好みとなります。5インチであれば5インチなりの音にて十分です。無理して低音を出そうとか、工夫してもっと低音を出そうという考えが余り有りません。そんなのオーディオじゃないよ!と言われるかもしれまん。毎日のように新しいユニットの音を聴いていると
ユニット個性の音を尊重し、これがこのユニットの音だなというところで終わってしまいます。今後の課題は箱にてどれだけ素直なサウンドを奏でられるか?と言ったところです。時間と経験がもっともっと必要ですね。ドイツのユニットの多くは薄い板にて箱ごと鳴らして音を作っております。小さい箱でも箱ごと鳴らす事により低音が出ているように感じます。去年ドイツ友人宅にて色々聴かせて頂きましたが、ホール的なサウンドを好まれるようで、本当に薄い板にて箱ごと鳴らして音を作っております。友人曰く、箱を鳴らす場合にはニスに秘密があり特別な物を使っているとの事でした。
まるでバイオリンのニスのようです。イタリアより面白いニスを輸入しました。今、試験的に色々と試しております。

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