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先日の青山レコード祭り、日曜日にワーナージャパンの視聴室にてモノラルを鳴らすイベントを開催致しました。お忙しい中で来て頂いた方々、ご来場ありがとうございました。
今回のイベントでは会場の広さや参加人数などを踏まえてセッティングしておりましたが、いざ本番低域が来場者にてもっと吸われてしまうと思いきや、余り吸われる事なくちょっとボコボコとした低音になってしまいました。そしてボコボコとした低音に引っ張られて高域が出ていないような音になってしまい自分の理想とする音のバランスになりませんでした。
今回のイベントで分かった事が、低音の質、そして響きになります。
スピーカーの低音にはいくつかのスタイルが有り、ユニット主体の直接音、そして箱で鳴らす倍音をベースとした低音!
ユニット主体とした直接音の低音は、部屋の広さや人数に反応しやすく特に人に直ぐに吸われてしまうように感じます。
そして箱で鳴らすタイプの低音はユニット主体の低音よりも吸われにくいのではないか!感じることが出来ました。今回のバウアーのスピーカーは箱で鳴らすタイプです。
ドイツの友人などはスピーカーは楽器である!という考えで積極的に箱を鳴らして音を作っております。
実際の楽器もそうで、弦楽器などはその物ずばりでしょう!バイオリンなどは1本でオケを相手に協奏曲を奏でるわけで、数百人入るホールであの小さな楽器にて勝負をしております。
また、今回のイベントでは当方の理想とする音量よりももっと大きくという現場のリクエストも有り
表情で聴かせるというより音量で聴かせる傾向に傾いてしまった点も反省しております。
常日頃から、音に表情が有れば音量は大きくしなくても音楽は楽しめると考えております。
音を大きくしないと楽しんで貰えないのは、表情がキチンと出ていないからだ!と当方は考えております。
その点でも今回のイベントでは、プアな低音に引っ張られてしまい音の表情が薄くなってしまったと感じております。
今回のイベントを踏まえて、バウアーに使われているユニットが沢山入荷しましたので、新たにPA的なシステムではなくオーディオ的な音にてシステムを作ってみたいと考えております。