Stereo誌のラックスマンシリーズMOOK本は当方が音質改造記事を担当しておりますので発売前より
音を聴き、こちらのプログにて忖度なしの音質評価をして来ております。
今回のキットはStereo誌主導ではなく、ONTOMOショップ主導の商品になりますので
当方は音も何も聴いておりませんでした。
去年暮にたまたまLXA-OT3の改造をやりましたので、今回はONTOMOショップさんに
本機を送って頂き、忖度なしの音質評価とカスタムをこのプログとONTOMOショップさんの
プログにて紹介して行きたいと考えております。
ラックスマンさんに怒られないか少し心配ですが、進めて行きたいと思います。
まずは当店はヴィンテージオーディオメイン、それもドイツのフルレンジメインという
環境での試聴になりますので、現代のスピーカーでの音質評価とは少し違います。
何が違うかと言うと、スピーカーの能率がヴィンテージスピーカーはとても良いので
パワーも1Wあれば十分に鳴ってしまうという事になります。
ですからAMPも殆どボリュームを上げる必要もありません。
現代のスピーカーは能率が悪いので、ヴィンテージスピーカーのような鳴らし方よりも
パワーを掛けてスピーカーを鳴らしておりますので、自然とAMPでもパワーを入れて
聴いているという事になります。
今回のAMPの面白い機能としてAMPのゲインを4段階に調整出来るという仕組みが
使われております。利得で20、22、24、26dbと利得をセレクト出来るようになって
おります。
当方はヴィンテージスピーカーにて利得も要らないので20dbのセレクトにて試聴しております。
まずはノーマルにて試聴はピアノトリオとヴォーカル物にて聴いてみました。
すごく淡白なサウンドに聞こえます。
低域の音の響きに特徴が有りそうです。
以前のOT3よりは自然な感じに聞こえます。
AMPの駆動力は非常に高そうです。
女性ボーカルだともう少し音に艶が欲しいところです。
というのが印象となります。
かなりデジタル臭さは消えておりますが、蒸留水のような淡白すぎるて
音楽を聴いていて、ハッっとする瞬間が殆どない無機質なサウンドです。
プリAMP等との併用にてプリで音を作っている人には良いAMPかもしれませんが
AMP単体で使うのあればもう少し音に艶や楽しさが欲しいところです。
カスタムの方向性もそちら方向に向けていった方が良いかと思います。
これから実際にカスタムをして行きますのでお楽しみに!
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