vintagejoin 代々木SHOP

代々木3丁目にて小さなヴィンテージオーディオSHOPを営んでおります。 オーディオ的なサウンドではなく気持ちよいサウンドを提案しております。 www.vintagejoin.com

2010年12月

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VintageJoinオリジナルのフォノイコライザーの最終調整中です。回路の設計は終了致しまして、代々木SHOPにて音出し確認をしております。DENONのDL103にて鳴らせば皆さんがフォノイコの音が解りやすいとの事にてDL103にて先週末より試作機を鳴らしております。
お客様の反応は?みなさんDL103の音ではないと言われます。解像度が有りすぎる、定位が良い、レンジが広い、など褒めてくれますがDL103の音ではないとの事、どのように理解して良いのか解りません。
カートリッジは別として、サウンド的にはもっと情感豊かなサウンドが当方の好みですし、このフォノイコにてもっと良いサウンドを聴かせる事が出来ますので、DL103,AU320のMCトランスに拘らず、セッティングを変えて見ました。AU320をBeyerのMCトランスに、、、
これです!このサウンドが当方の求めていたサウンドです。音の鮮度が違います。流れるような音色、そして空気感、アナログでしか味わえないサウンドです。今現在は内部のパーツの選別をしております。
販売はこのままですと年を越してしまいそうですが、試作機にてサウンドの方は確認出来ます。お気に入りのLPを持って代々木店に遊びに来て下さい。

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mini mini Tube ampの販売間近となりました。すでに予約を頂きその分より製作しております。代々木店での評判も好評で、サウンド的にも皆さん驚かれます。そして今までの真空管アンプとはサイズも重量も違いすぎますので感覚的に戸惑われているようです。このAMP販売にあたり一番の問題が真空管のセレクトとなります。まず数十年は寿命も持つかと思います。予約を頂いた方はテレフンケンのECC83にて組んでおります。ドイツの真空管で当方の好きなブランドでVALVOが有ります。音も良いですし、マークもかっこ良いので標準仕様としてVALVOが使えたらと考えております。

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フィールドスピーカーを代々木SHOPに持ち込みずっと聴いております。通常のダイナミック型とどこが違うのか!現時点での当方の感想を個人的な意見として述べたいと思います。ダイナミック型との比較にてとても大きな違いは無いかと思います。当店にて聴いて頂いた人達の感想もそうかと思います。では、どこが違うのか!というと音の説得力、モノラル1本にての完成度がフィールドは非常に高いと感じております。モノラルをずっと提案しておりますが、フルオーケストラなどのスケールの大きなサウンドはやはり2本にてスケール感が欲しいと感じてしまう時が多々有りましたが、フィールドはそのような事も意識せず普通に楽しめてしまいます。とても懐の深いサウンドであります。ステレオ時代のスピーカーはステレオ再生を前提に音作りをされているのでしょうか?モノラル時代の物は最初からモノラルにて満足出来るサウンドを奏でるように設計されているのでしょうか?と考えてしまいます。まだまだフィールドを語るのは早い!と言われてしまうかもしれませんが、モノラルとして完成されているサウンドを奏でる事の出来る優秀なスピーカーであると感じております。

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代々木SHOPでは今月のイベントとしてモノラル特集をしております。当方のお薦めでも有りますモノラルにてより多くの人に楽しんで頂けるようフィールドスピーカーやマグネティクスピーカーも持ち込んでおります。写真の物はUSAピアレス社の物でカテドラルスピーカーと言われているマグネチックスピーカーになります。20~30年代の物で箱の作り、そして内部の作りも大変しっかりとしております。当時のアメリカの豊かさが解るようです。サウンドの方はささやくようなサウンドでレンジも狭く、決して立派なサウンドでは有りませんが5分もすれば耳が慣れて来ますので十分に楽しめます。当時の音や文化を創造しながらロマンティックに浸れるサウンドです。”耳が慣れる!”という言葉を良く当方は使いますが、音楽はスピーカーから出ている音を聴いているのではなく、脳内にて作られたサウンドを感じていると考えております。ですから暫くすると脳内にて補正フィルタが作られてより聴きやすく感じるようになるのでは?と想像しております。また当然、音だけでなくスピーカーの形や年代などの情報もフィルタの形成に関係してきます。とてもデザインが良く、かわいいスピーカーはよほどひどい音が出ていなければ
それだけで許せてしまい、愛着のあるサウンドに聴こえて来ます。オーディオは音を聴くのではなく、音楽を楽しむ文化です。みなさんも楽しい音楽を聴きましょう!

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本日より代々木店ではモノラル特集が始まりました。フィールドも電源と箱入りを持ち込み朝から聴いております。代々木店はRCの建物でちょっとライブ気味の空間となっております。フィールドもそのまま箱に入れても面白くないと思い、当時の箱にインストールしております。箱の板がとても薄く今まで聴いてきた感じでは、いかの箱鳴りを
抑えるか!がとても難しいと感じておりました。今回のフィールドではマグネットを固定してバッフルに押し付けるという取り付けを致しましたが、この方法はこの箱には正解だったようです。このライブな部屋にて箱鳴りが殆ど気になりません。バッフルとはガスケットのフェルトのみでの接触となっております。音の切れが良く、無駄な響きが有りません。ユニットの音のみが鳴っている感じです。他のユニットでも同じようなインストールが出来るか解りませんが、この取り付け方法にて今後もインストールしていく予定です。

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